経験をもとに転職のコツをご紹介します
はじめに
こんにちは。たこすけです!
この記事では、実際に私が人材派遣の営業から、現在の外資系大手IT営業に転職した経験を基に、人材派遣の営業の強み・転職のポイントを解説していきます!
いつも派遣スタッフさんの転職支援はしているものの、いざ自分のこととなると何をアピールすればいいのかわからない・・・そんなお悩みを解決します!
目次
- 人材派遣営業の業務内容
- 人材派遣営業の強みズバリ3選
- 人材派遣営業の営業としての弱み
- まとめ
人材派遣営業の業務内容
人材派遣営業の業務は、非常に多岐に渡ります。その大きな理由となるのが、人材派遣特有のビジネスモデルですね。
はい。 新入社員研修で見るやつです。
なにかというと、企業(スタッフの就業先)と、派遣スタッフの双方の間に立ち、様々な調整事項を同時並行で行なっていく必要があります。
通常営業職と言えば、to C(対消費者)と、to B(対企業)の2つに大別されますが、そのどちらも行う必要がある点は特有と思います。
<対企業の業務>
・新規営業(飛び込み)
・求人の獲得、ヒアリング、条件交渉
・求人票の文面作成、内勤コーディネーターとの連携、狙うスタッフ層の策定
・面談時の同席、スタッフの売り込み
・終業開始後のフォロー、トラブル対応
・追加枠の受注、クロスセル提案
<対スタッフの業務>
・求人の紹介(電話・メール)
・希望条件、キャリアについてのヒアリング、アプライの獲得
・就業長期化のためのフォロー、トラブル対応
このように、両者に挟まれながらも、多くの派遣スタッフをマネジメントする業務では、調整力やコミュニケーション能力が必須と言えますし、日々鍛えられているといえます。
人材派遣営業の強みズバリ3選
では、上記のような業務内容の中で磨かれる人材派遣営業の強みはなんなのでしょうか。私が考える強みはズバリ以下です。
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質問・課題ヒアリング力
人材派遣のビジネスモデル上求められるのは長期安定就業。深いヒアリングから、精度の高いマッチングをすることが重要。質問攻めの様に感じさせないよう、同業他社の事例や、担当者に有益な業界のトレンド等を枕詞にして質問する、など具体的なヒアリングのノウハウがあるとベター。 -
スピード対応力
薄利の人材派遣ビジネスでは、いかに多くのスタッフを同時並行で就業してもらえるかが勝負。そのためには退職するスタッフの後任を即座に埋め、新しい提案をどんどんとしていく必要がある。企業から頂く求人に即レスし、独占でお任せ頂けるよう交渉をし数字につなげる等のエピソードがあると良い。 -
トラブル対応力
無形商材の中でも特に”人”、”仕事”を扱う派遣営業にはトラブルがつきもの。スタッフの遅刻、無断欠勤に始まり、セクハラ、パワハラなどあげればキリがないが、そんな中で、企業とは契約上の交渉を行い、スタッフとは心情をうまく汲み取って自分の思った方向に物事を進めていくなど、トラブル対応力は世の中に多くある業界の中でも屈指と思われる。
人材派遣営業の営業としての弱み
一方、もちろん弱みもあります。
一番は課題解決型の営業でないこと、また派遣契約自体は案件規模も大きくないため、部門予算で完結することが多く、営業をかける相手の役職やステークホルダーが少ないことが挙げられます。
- 課題解決型でない:お客様の課題ありきではなく、”派遣社員の採用”という手段が決まっている中での提案になってしまう。人がよければ、営業が誰でも、成約できる。
- 案件規模が小さい(ステークホルダーが少ない):課長クラス一人にYESと言わせれば良い為、複数部門を巻き込んだ提案経験や、会社としての予算・決裁についての仕組みなどへの理解が薄い。
新卒で派遣営業をやっている方からすると、他の業界の営業職がどのような業務を行なっているかがわからないと思います。 派遣営業の強い面も弱い面も認識した上で、転職活動に臨んでいきましょう!
まとめ
今回は派遣営業の強み3選をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
私個人的には派遣営業は優秀な人が多く、専門的なスキルはそう多くなかったものの、逆に言えば、どの業界でも応用出来るスキルを高レベルで培えていると感じています。
30代以降の転職では専門性を求められる傾向がありますので、派遣営業の方は20代の内から次を意識することが大切かもしれませんね。よろしければ参考にしてみてください!
わたしはJACリクルートメントで外資企業へ転職しました。ご参考まで。
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